地域医療実習
医学生実習 岡山大学医学部医学科1年生 森下瑶子
実習期間  2016/9/5~2016/9/9

1)自身の目標の達成度と反省点について
つばさクリニックでの地域医療実習で私は「挨拶をしっかりする」「人に不快感を与えるような服装、態度をとらない」「新しいことを学ぶ意欲を絶やさない」「話をしっかりと聞く」「往診(特に小児の訪問診療)の際にどのようなことを行うのか学ぶ」「分からないことはそのままにせず、気になることがあればタイミングを見計らって先生や看護師の方に質問する」の6つを目標にしました。
初日は一人だったこともあり、緊張してなかなか先生や看護師の方に質問することができませんでしたが、移動中の車内で先生がこれから訪問する患者さんの病状や家族構成などの情報を説明して下さったので緊張もほぐれて、二日目以降は自分から質問をしたり雑談などもすることができました。つばさクリニックは訪問診療・往診を専門としている診療所なので患者さんのご自宅にお邪魔させていただきます。そのため、人に不快感を与えないように常に注意を払いました。
今回の実習では先生と看護師の方のほかにドライバーさんやケアマネージャーさん、訪問看護師さんともお話しする機会があったのですが、その方たちとももう少し地域医療についてどのように思っているのかを聞けばよかったと思っています。

2)この実習で「学んだこと」「理解したこと」「変化したこと」について
この実習で多くの患者さんが入院した後も自宅へ戻りたいと考えていることが分かりました。そのためにはつばさクリニックのような訪問診療・往診をしてくれる診療所のほかに訪問看護やデイケア、ショートステイなどの介護支援や薬を患者さんの自宅まで届けてくれるかかりつけ薬局など様々な場所の連携が必要だということを理解しました。訪問診療は患者さんとそのご家族が中心にいて、医師や看護師は患者さんが最後までその人らしい生き方ができるようにサポートする役割なのかなと思います。特に小児医療の場合は母親の協力が不可欠で、信頼関係の必要性を非常に感じました。
実習に行く前までは訪問診療は診察をして薬を処方するか、点滴や注射をするだけなのかと思っていましたが、今回診療に同行させて頂いて採血をしたり、腹水を抜いたり、胃ろうの交換など多くのことができることに驚きました。また、ポータブルレントゲンやエコーもあり、持ち運びができる医療器具にはこんなものもあるのかと感心しました。

3)この実習で「特に印象に残った出来事」とそれに対する自分の考えについて
実習が始まってすぐに岡田先生に「いい医師とは」という質問をされました。実習最終日に先生にその質問の答えを発表しなくてはいけないのですが、医療の知識も全くない私にとって「いい医師像」は全然はっきりとしていませんでした。なのでこの一週間診察やコメディカルの方の仕事に同行する際にその質問を頭の片隅に常に置きながら見学をしていました。
 まだまとまってはいませんが、この実習期間内で私が出した「いい医師」の条件は患者さんとそのご家族の方にしっかりと寄り添って話聞く、安心感を与えることができて信頼される、看護師やほかのコメディカルの人と連携して協力し合う、です。今後も「いい医師とは」を考え続けていきたいと思います。

4)実習施設の指導医やスタッフへのメッセージ
訪問診療に同行させて頂きました岡田先生と中川先生をはじめ、つばさクリニックの先生方、事務長の上畑さん、看護師とドライバーの皆さま、一週間という短い間でしたが本当にお世話になりました。訪問診療を専門にしている診療所があると聞いて、きっと病院とは違う視点で地域医療について学べるに違いないと思いつばさクリニックを選びました。私の期待通りの実習ができたことがとても嬉しいです。一回生なので何も医療知識が無い私が質問をすると快くいろいろなことを教えてくださり、ありがとうございます。今回学んだ様々なことを忘れずに6年間大学で勉強を頑張ります。その間岡田先生に質問されました「いい医師とは」という質問を常に自問自答したいと思います。一週間ありがとうございました。

5)後輩へのメッセージ
もし、地域医療に興味があって、将来患者さんとご家族の生活に寄り添った医療を提供したいと思っている方がいましたら是非つばさクリニックに実習に行ってみてください。つばさクリニックは訪問診療・往診を専門としている診療所なので患者さんの生活の場を見ることができます。訪問診療と往診の違いが分からなくても先生方に聞けば丁寧に教えてくれます。特に移動中の車内は時間があり、先生や看護師さんに質問できるのでおすすめです。

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