2015年7月28日
つばさクリニック見学研修
倉敷成人病センター 高橋澄子(内科・小児科・泌尿器科病棟師長)
研修日:7月28日8:15~18:00

研修内容:
<午前>
・上畑事務長よりクリニックの方針・流・動きなどのオリエンテーション
・全体朝礼(岡山クリニックとの合同)
・部門ごとの患者情報共有
・中村理事長・藤井看護師と共に5ケースの診療訪問に同行
診察・胃瘻交換(ファイバーと使用しての確認)・気管カニューレ好感・処方
<昼時間>
・褥瘡全体カンファレンスに同席(岡山クリニックと合同)
<午後>
・岡田院長・光岡看護師と5ケースの訪問診療に同行
診察・点滴・人工肛門バッグ確認・褥瘡処置(デブリードメント)・胃瘻交換・大腿部レントゲン・バルン交換
・褥瘡からの止血不全ケースの緊急診療に同行
電気メス使用による褥瘡処置
※各種公的証書の手続きの受け渡し

学習した主な項目:
・訪問診療とは、定期診療として訪問すること。往診は不定期で要請があった時に訪問すること。
訪問診療所は、動く病院である。
・訪問診療所とは、病院に行きたいが行けない患者、病院に行きたくないが診療を受けたい患者、患者が過ごしたい場所を優先に考え「自宅」「施設」を拠点とした診療を提供する機関であること。
・家庭で過ごす、または施設で過ごすことは医療の現場ではないため、家人や施設職員が実現可能な処置や医療を考え提供すること。自宅の寛胸を確認可能であること
・自宅にあるものを活用する
・介護者ができる方法を指導する
・薬剤や物品の配達
・医療の提供には限界があるものの、点滴・検査・レントゲン・電気メスなどの処置が実施可能であること。
・24時間365日対応可能であり、病院と同等の体制であること。
・主治医・受け持ち看護師・MSWが配属されていること。
・ドライバーがいる事で、医師・看護師は診療に専念可能であること。
・亡くなった後でも遺族の支援をしているということ(グリーフケア)

感想:
「訪問診療」「在宅医療」という言葉が多く聞かれる現状のなか、改めて聞かれると違いが説明できなかった。事務長より説明を頂き、整理が出来た。医療とは患者が病院に出向くことが当たり前と考えていたが、自分で出向けない患者も多く射る。医療者が自宅に訪問し医療を提供する機関があっても不思議ではないと気付いた。その方が患者にとっては負担が少ない。訪問診療だから医療の質が劣るわけでは無く、むしろ患者やかぞくにとっては、生活を大きく変えることなく医療を受ける事ができる方法だと感じた。在宅医療となると、病院から見放されたように感じる患者が多いとの事。しかし、訪問に同行させて頂いた患者は、訪問を心待ちにしておられ、医師・看護師との距離感が少なく、気軽に相談・診察を受けていると思う。病院から在宅への意向をスムースにつなぐためには、移行時に特に丁寧に関わることが重要であるとの説明を受けた。「自宅で過ごす」ことを念頭に置いた診療では、病院とは違う方法や体制などを考える事がポイントであると感じられた。
今回の研修を通じて、自宅へ退院した患者がおられたら訪問診療の事を紹介し、退院後も不安なく過ごしてもらえるような情報提供をしたいと思う。

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