2015年10月
訪問診療 つばさクリニックの研修を終えて
倉敷成人病センター 産婦人科病棟
片山晴恵

今年度から退院支援リンクナースとして、退院支援について学ぶ事となり、十分な知識もないまま今回の研修に参加させていただくことになりました。まず、訪問診療と往診、訪問看護の違いについて、訪問診療は医師・看護師が定期的に訪問し診察・処置を行い、往診は急変時に訪問するという違いを理解することが出来ました。訪問看護ステーションはクリニックに併設しているところとしていないところがあり、つばさクリニックは併設しているステーションはなく、倉敷で17カ所の訪問看護ステーションと連携を取っている事を知りました。

   

まず朝のカンファレンスに参加させて頂き、スタッフの多さに驚きました。そして、スタッフ全員が顔を合わせて情報共有するだけでなく1分間スピーチを取り入れ、楽しく仕事をスタートさせるための工夫がされていてとても雰囲気が良いと感じました。クリニック内を見ても、1つのフロアに全員のデスクがあり、病院のように電話や電子カルテを通して多職種との連絡をとるのではなく、顔を見てその場でコミュニケーションを取ることができるため、とても効率的だと感じました。

 

車に乗せられる持ち運び可能な医療機器はポータブルのレントゲン・エコー・心電図の他、特殊なもので血液ガス検査装置・内視鏡や電気メスなどもあり、簡単な処置や検査は在宅で可能だという事に驚きました。それらの機材をいつでも使用できるように点検したり、緊急時でもすぐ対応できるように点滴セット・薬剤・その他の物品の点検や補充を毎日欠かさず行う事も大切な仕事だと思いました。
実際の訪問では、小児科の患者の自宅を3件回らせて頂きました。医師・看護師・ドライバーの3名で訪問し、診察や母親への問診から状態を知り、処置や指導する場面を見学させて頂きました。限られた時間で状態把握する為に、医師・看護師・ドライバーそれぞれが役割を持って無駄のない動きをされていて、連携が取れていると感じました。母親の体調を気遣ったり、プライベートの話をする場面もあり、母親の負担やストレスへの配慮もしっかりされていると感じました。

 

ルートごとにケータイを持って、いつどこにいても患者・家族や、スタッフ感・ケアマネジャーや施設などと連絡がとれるようにしていることからも密な連携がとても大切だと感じました。

今回の実習でまだまだ学んでいかなければならないことも多いと感じました。今後の課題としては、退院に向けて患者が自宅で過ごしていくために必要な指導の内容や方法を考えていくこと、そして何より患者本人が退院後どう過ごしたいかを早期に確認し、スムーズな退院支援ができるようにしていきたいと思います。

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